看護師ががんセンターに転職するポイントとは?

看護師ががんセンターに転職したいと思ったときには、まず転職先となる施設の運営状況と雇用環境を確認しておきましょう。がんセンターの多くは公立・国立で運営されているため、雇用された場合には基本的には公務員の形となります。一方で独立行政法人が運営している施設では公務員ではない形での採用となります。安定した雇用環境を得たい方はとくにこの点が重要になりそうです。

それからキャリアパスを踏まえた上で転職を目指すことも重要なポイントです。がんセンターでは放射線治療をはじめとした高度・先進医療によるがん治療が行われています。そうなると、そこで働く看護師にもそれに対応できるスキルや知識が求められることになるのです。働くだけでなく自分で勉強してスキルを磨いていく機会を持つことができるか、その気があるか。一般の病棟勤務とはまた違ったライフワークバランスへの意識が求められるでしょう。

一方、そうした専門的な領域で身につけたスキルは昇給・昇進はもちろんのこと、転職も含めたキャリアアップの武器として役立ちます。漠然と「がんセンターで働きたい」と思うのではなく、がんセンターで何を学びたいのか、そして得たものを看護師としてのキャリアにどう活かしたいのかも踏まえた上で求人情報のチェックをしていきたいところです。

そして、実際に面接などの転職活動を行う段階である程度のがん治療に関する知識が求められます。自分ががん治療そのものに関心があり、がん治療に積極的に関わりたいという熱意をアピールすることができるかが採用の可否を左右する大きなポイントとなるでしょう。